2010年5月31日月曜日

「Microsoft Office & SharePoint Conference 2010」参加レポート

去る5/28、東京ミッドタウンで開催されました「Microsoft Office & SharePoint Conference 2010」の参加レポートです。

基調講演
久しぶりに樋口社長を拝見しました。Office2010は、これまでにない反響を頂いていることをしつこいぐらい繰り返していました。
GoogleドキュメントやOpenOfficeなどのライバルが台頭してきているので、とにかくアピールしたかったのでしょう。
早期導入事例の紹介もありましたが、SA向けに提供されたのは4/27つい先日のはず・・・。わずか1ヶ月で導入された企業はすごいなと感じました。

クラウド時代の新しい Office、Microsoft Office 2010 のご紹介
Office 2010の大枠の説明が主な内容でした。従来通りのリッチクライアントに加え、WebやWindowsMobile上でも同一ファイルが使える。機能制限があっても、ファイルが壊れることはないとアピールしていました。
OpenXML形式だから、ファイルが壊れない理屈はよく分かるのだが、実際に改めてそう言われると、進歩を感じることが出来ました。

Office 2010 早期導入事例
ユニクロのファーストリテイリングと、建機のコマツでの導入事例を実際に行った、大塚商会、日本システムディベロップメントのプレゼンが行われました。
ファイル互換性確認、特にマクロの互換性確認について時間が割かれました。
後、ユーザー教育の重要性も説いていました。ツールバーからリボンインターフェースに変わる。自分自身未だ四苦八苦しているのだから、その重要性は痛感致しました。
慣れればリボンインターフェースの良さは分かると思うのですが、その慣れるまでの時間と労力を勘案しますと、なかなか導入には踏み切れないな・・・OpenOfficeの方が良いかもって思ってしまうのが本音です。

Office 2010 導入・展開手法
当初これを受講する予定は無かったのですが、APP-Vの話が出てくるとのことなので、受講しました。
ただ、期待していたAPP-Vの話は後半の短い時間のみで、大半はライセンス体系についての話でした。
Volume Activation 2.0についてちゃんと理解していなかったので、それはそれで勉強になりました。

SharePoint 2010 エンタープライズ検索による情報とナレッジの統合活用
FASTの検索に大変興味があり受講しました。SharePoint 2010のカスタマイズ性の良さを知ることが出来ました。
SearchServer2010でFASTが使えたら良いなって思いました。

Office 2010 新機能大全
今回のセミナーでこれが一番の楽しみだったかもしれません。
期待通り、新機能の紹介でした。Excelのスパークライン、これは使えそうです。
また、今回のバージョンアップで一番力が入っていたのは、PowerPointなのかなと感じました。
画面切り替えのアニメーションが非常にクール!!まずはそれを感じました。
ちょっとした背景抜きやビデオのトリミングもわざわざ専用ソフトを用意せず、PowerPoint上で出来るのには、非常に好感致しました。
別ソフトを使わないと出来ないと言うのは、よほどパソコンに精通している人でないと、なかなか説明が難しいからです。
それから、高画質のビデオとして保存出来るようにもなりました。
Web配信を想定した機能だと思いますが、なかなか面白い機能だと感じました。

まとめ
こういうセミナーはどうしても概略のみで突っ込んだ話は聞けないもので、今回もその例に漏れずでした。
SharePointの進化も見逃せません。一方のNotesはどうなんだろう・・・。そんな疑問も出てきました。
NotesからSharePointへの乗り換えははっきり言って無理です。
Notesの進化にも期待したい、そう思った1日でした。