2010年5月11日火曜日

Visual Studio 2010 Ready Day ~ featuring Future Technology Days ~に参加して。

遅くなりましたが、去る2010/4/13に開催されました「Visual Studio 2010 Ready Day」の参加レポートです。
私は基調講演と「トラック A」のブレイクアウトセッションを受講しました。

アメリカの本社からMatt Carter氏が来日して講演が行われました。
Visual Studio 2010・Silverlight4のリリース時期の発表が行われました。

"4" 時代の次世代 Web 開発
.NET Framework 4での新機能の紹介がメインでした。特にASP.NET MVC 2 で MVC パターンを使った HTML ベースのUI開発が容易になったことを盛んにアピールしていました。
個人的にはViewStateのチューニングに興味が行きました。
jQueryにも標準対応。いろんなアイディアが湧いてきてわくわくしたセッションでした。

Windowsアプリケーション開発『"7" 時代の次世代 Windows 開発 』
Windows アプリケーション開発と Windows 7 アプリケーション開発の 2 つの話を中心に行われました。
Windows Form の開発を従来通り提供するほか、.NET Framework 4 の Windows Form ではチャート機能を標準サポート。25種類のチャートから選択が可能で、この機能にはとても興味を持ちました。実際に使おうとするときっとドキュメント不足で苦労するかと思いますが、是非トライしてみたいと思いました。
WPFアプリを従来のWindowsFormと同様の手法で開発できるようになったので、ようやくここまで来てくれたのかなと言うのが最初の印象でした。
これまでは、Expression Blendとの使い分けがいまいち分からず、取っつきづらい印象でしたが、アニメーション以外の事はVisualStudioのみで出来るようになったので、是非ともWPF開発もやってみたいと思いました。
また、Windows 7 の新機能「タスクバーの進行状況バー」や「オーバーレイアイコン」「ジャンプリスト」なども、WPF による実装も短いコードで実現可能になり、敷居が低くなりました。

Silverlight 4 データ駆動アプリケーション開発概要
『“普通”に開発いただける基盤としての Silverlight』というコンセプトでセッションが行われました。
直接DBに接続出来ないのが、Silverlightの長所でもあり短所でもあるのですが、そこのスキルさえ習得出来れば、十分業務アプリの開発が可能なんだなと感じました。
特に印刷機能は、使えそうと感じました。
しかしながら「WCF RIA Services」自分にはハハードル高そうです(とほほ)

今のスキル+α でクラウドアプリを開発できる WindowsAzure 使いこなし解説
「新規にクラウドアプリの開発」と「既存のアプリを Azure に移行」の2つに分けてセッションが行われました。
お馬鹿アプリのデモが非常に面白かったです。
現在持っているVSのスキルを生かして、Azureプログラムを開発出来るデモに、非常に興味を持ちました。
まだまだ、出たてのテクノロジーと言うこともあり、レスポンスが安定しないなどの問題もあるとも言っていました。
今後クラウドが広まっていくのか、それともブームで終わってしまうのか良く分からないが、MSとしてはしっかりとキャッチアップしていくとの事でした。

全体的に非常に中身のあるセミナーでVS2010が欲しくなりました。とはいえ、すぐには購入出来ないので、当面はExpressEditionで遊んでいこうと思っています。